パソコンのタイピングスピードには自信を持っていました。過去形なのは察してください。打つより考える力の方が遅くなってきてしまったんです。(全部言っちゃった^^;)
スポンサーリンク
以前はSI系の会社に勤めていたのですが、そこでもタイピングスピードは褒められたりしたのでなかなかのものだったと思います。
では、なぜ私がそこまでタイピングのスピードを上げられたのかと言うと、これは完全にシスプリのおかげです。タイトルにある「タイピングシスタープリンセス」という、シスプリを題材にしたタイピングソフトが発売されることが発表されたことがありました。
当時はシスプリのゲームといえば、無印が出ているだけだったので、それ以来のシスプリのゲームということで私は歓喜しました。そして次にやったのはタイピングの練習です。
タイピングソフトをやるためにタイピングの練習をするというのはいかにも矛盾していますが、いざゲームを始めた時に妹たちに無様な姿は見せられないと思い、私は父が使っていた一般的なタイピングソフトを使って猛練習したのです。
また、併せてやったのがシスプリゲームの妹のたちのエンディング✕47種類(亞里亞だけ3種類)中に発生する兄のモノローグを文字起こしするということ。というのも本編とは違い、このモノローグだけは自動送りされてしまうのでじっくり読むことができないのです。なので文字起こしできればいつでもあの感動を味わえるじゃーん、おまけにタイピングの練習にもなるし♪
ということで始めましたが、このモノローグ、読むには丁度いいのですが、タイピングするにはやや速いのです。私は何度も何度もこのモノローグシーンを繰り返しながら、文字起こしを完成させました。
そんなこんな過ごしているうちにタイピングシスタープリンセスの発売日がやってきました。確か、やってきたはずです、記憶が正しければ^^; 発売日が来たので私は公式ページを開いたのですが、そこで見たのは「発売1ヶ月延期」の文字。一瞬落胆はしましたが、「なーにまた1ヶ月練習する時間が増えたと思えばいいじゃないか」と思い、私は再びタイピング練習を始めました。
スポンサーリンク
そして1ヶ月後、公式ページには再び「発売1ヶ月延期」と載っていました。もちろん前回のがそのまま残っていたわけではなく、本来の発売日から2ヶ月延期を意味します。それを見た私は、「なーにまた1ヶ月(以下略)」ということで練習を続けたのですが、その次の月も、さらにその次の月も「発売延期」が載り続けました。
もちろんその都度がっかりはしていましたが、とは言え延期です。『延期』というからにはいつか『発売』される日が来ることを信じ、私はひたすら練習を続けました。
そして、本来の発売日から半年が過ぎた頃、とうとうその日が来ました!
公式ページから『延期』という文字が消えたのです。
そう、そこにあったのは「タイピングシスタープリンセス 発売『中止』」の文字。
落ち込みました。
落ち込みましたが、失われた時間は帰ってはきません。
私に残ったのは、とてつもないタイピングスピードだけでした。
今になって思えば、タイピングが速いおかげでパソコンも使えるようになったし、その後の人生を左右するような出来事だったのでしょうが、当時はタイピングよりもシスプリでした。
今でもシスプリの復活を信じて疑っていない私でも、さすがにタイピングシスタープリンセスの発売だけは完全に諦めています(笑)
余談ですが、このタイピングシスタープリンセスで使う予定だったCGは、ゲーム「シスタープリンセス2」の冒頭でさりげなく使われていました。練習の日々が報われた瞬間でした(^^)