家の鍵の管理って面倒ですよね。
外出しようと思ったら鍵をどこに置いたか忘れて探し回ったり、家に着いたと思ったら今度はバッグの中をかき回して探したりとなにかと時間のロスが多い。
家を建てた時に電子錠にしたいとも思いましたが、お値段が50万円ほどかかってしまうことで泣く泣く断念。
普通の鍵をつけてしばらく生活しましたがやっぱりめんどくさい。AIスピーカーも設置して家中の家電が音声操作できるこの時代に、どうして鍵だけが物理なのでしょうか。
そんなこんなを考えて探して、購入したのがQrio Lockです。
実際使ってみて良いところも悪いところも見えてきたので、レビューを残しておきます。
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物理鍵から解放
まず良いところです。
物理的な鍵を持ち歩く必要性がなくなりました。
Qrio Lockで鍵代わりになるのはスマホ、もっと言うとスマホの中に入っているアプリになります。
簡単な初期設定で鍵の登録ができますし、家族がいれば合鍵を作ることもできます。
スマホを落としてしまった場合は別のスマホから鍵データを削除すれば、万が一悪い人が拾ってしまったとしても安心です。
もちろん従来の物理鍵との併用もできるので、家族の中にスマホを持っていない人がいても大丈夫です。
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扉を閉めればオートロック
読んで字のごとくですが、扉を閉めれば自動的に鍵がかかります。ホテルによくついているアレですね。
そのため誰でも一度は使ったことがあると思いますが、日常使いすると考えていた以上に便利さを感じます。
本来であれば扉を開けて、閉めて、鍵をかける、という3つの動作が必要なところですが、オートロックの場合は扉を開けて外に出ればあとは何もしないでOKです。
ドアクローザーが扉を閉めて、Qrio Lockが鍵をかけてくれます。
さらに便利さを感じるのが両手が塞がっているときです。
私などは毎朝仕事に行きがてら娘を保育園に送っていくので、右手にバッグを左手に娘を抱えて家を出るためこのオートロック機能は本当に重宝しています。
一方で、心配なのはやはり鍵の閉じ込め、この場合はスマホの閉じ込めですね。
こればっかりは慣れなんでしょうが気を付けるしかないですね。
よほど心配なようでしたらオートロック機能をOFFにしてしまい、手動でアプリを使って鍵をかけることもできます。
また、内側からサムターンをOFF-ON-OFFとすれば一時的にオートロックが解除されます。
鍵をかけずにちょっと家を出たい時に便利な機能です。
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家に近づくとオートロック解除?
なんと鍵がかかった扉に近づくと自動的にロックが解除されるのです。これがこの製品の一番凄いところであり同時に一番の課題でもあります。
原理としてはスマホのGPS機能で扉に近づいたことを判定し、Bluetooth機能でロック解除信号を送っているのですが、感覚的には35%くらいの精度でしょうか。
だいたい3回に2回は手動でアプリを使って鍵を開けるようになってしまいます。
ここは大いに不満なところなのでアプリのアップデートで改善されることを期待しています。
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一番のネックは価格か
オートロック解除には不満はありつつもメリットも大きいQrio Lockですが、現状購入の妨げになる一番の要因はやはり価格でしょう。
2019年2月26日現在Amazonでは19,406円です。
さらに鍵が2つついている扉の場合、Qrio Lockも2つないと十分な効果を発揮しません。
1つでも使えないことはないですが、子供が内側からQrio Lockが付いていない方の鍵を閉めてしまった場合、外から鍵を開ける方法がなくなってしまうため両方につけといた方が安心できるでしょう。
そうなると4万円弱かかってしまうため、かなり手痛い出費です。
それでも建築時に配線工事等をして電子錠をつけると50万円なことと比較すると必ずしも高いとは言い切れないかもしれません。
友人を自宅に招いた時に自動で鍵が開いてドヤ顔できるのも嬉しいところですしね。
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