住宅ローン控除とは、住宅を購入してから10年間税金の控除を受けることができる制度です。
2年目以降は確定申告をしなくても年末調整で済ませられるのですが、これをやり忘れてしまった場合にはやはり確定申告が必要になります。
今年の私がまさにそれで確定申告の必要が生じてしまったのですが、平日に仕事を休んで税務署に行くことも難しかったので自宅で24時間申告が可能なe-taxに挑戦してみました。
そうしたら思いのほか簡単にできたので、やり方をまとめておきます。
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e-taxの環境設定
e-taxをするために必要なものは、インターネットに接続できるパソコンの他に下記の2つです。
最低限これだけはそろえてから次に進むとよいでしょう。
- マイナンバーカード(電子証明書)
- ICカードリーダ
次に必要なソフトウェアです。下記のものをインストールしておきましょう。
もう1つ、事前準備セットアップツールというソフトが必要になりますが、毎年内容が異なるためここではリンクを張りません。
確定申告書作成コーナー(Web版e-tax)に入るとダウンロードを促されるので、その流れで設定してください。
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マイナンバーカードのパスワード
e-taxの途中で何度かパスワード認証が求めらるので事前に用意しておくとよいでしょう。
パスワードはカードの交付時または申請時に以下の2種類を設定しているはずです。
- マイナンバーカード署名用パスワード(半角文字6~16文字 )
- 公的個人認証 利用者証明用パスワード(4桁数字)
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住宅ローン控除に必要な情報
e-taxでは、どこになんの情報を入れるのかは、流れの中で説明してもらえます。
そのため迷うことはほぼないのですが、必要な情報は前もって用意しておいた方がよいでしょう。
- 源泉徴収票
- その他所得控除額(地震保険料控除など)
- 家屋への居住開始日
- 家屋の取得対価の額
- 家屋の総床面積(家屋の登記に記載されています)
- 土地の取得対価の額
- 土地の総床面積(土地の登記に記載されています)
- 住宅借入金の年末残高(借入先から送られてきます)
- 利用した補助金の名称・金額・交付年月日(すまいの給付金、ZEHなど)
- 還付金振込先の口座情報
- 自分と扶養家族のマイナンバー
上に記したのは一般的な住宅購入の場合です。
そのほかにも、土地や家屋を共用している場合はあなたの持ち分。仕事場としても利用している場合は居住用割合なども記入する必要があります。
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実際にe-taxをやってみよう
必要なものは全て用意できたでしょうか?
用意できたのならあとは実際にe-taxを始めてみましょう。
初回登録時には利用者識別番号が通知され、パスワードを決めることになるので、どちらも忘れずにメモしておきましょう。
また、作業の途中で迷ったり、用意していな情報を聞かれることもあるかもしれませんが、そんな時は途中であってもそこまでの入力データを保存しておくことができます。
一旦作業をやめて、問題が解決してから再挑戦するのもよいでしょう。
その時は一時保存したファイルをe-taxに読み取らせることも忘れないようにしましょう。